ソロキャンプのすすぬ

バイクとキャンプと時々ヨメ

空き缶ご飯がスチール缶でも出来るのか試してみた

空き缶でご飯を炊こうってサイトを見ると、揃いも揃って350mlのビールの空き缶を使ってるのは何故だろう。

アルミ缶は確かに熱伝導率も高いだろうし、固形燃料でほったらかし炊飯が可能なメスティンもアルミで作られてはいるけど、スチール缶でだってご飯は炊けるはずだ。

そもそも350mlのアルミ缶ってビール缶しかない(暴論)のだから、コーヒーしかないスチール缶(極論)でご飯を炊いた方が子供にも優しいのではないか?そう思ったので実験してみた。

用意したもの

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アルミ缶

スチール缶

空き缶に穴を開けていく

今回、普通にキャンプを楽しみながら、ついでにアルミ缶とスチール缶でご飯を炊き比べてみようと思い立ったのだが、これらの缶の中身を飲んだり食べたりしている間にお腹がタプタプになってしまった。

ビールの後にレッドブルを飲んだり、コーヒーを飲みながら白桃を食べたりしていたら徐々に気持ち悪くなってしまい、一休みしながら空いた缶に順々に穴を開ける作業に入る。

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まずはスーパードライの缶の中でも一番小さい135ml缶。

空き缶に穴を開ける方法としては、普通に缶切りを使う方法が一般的だが、そうすると切り口がギザギザになってしまって食べる時に不便だ。

なので、ネットで調べた方法としてカッターやナイフの刃を台に固定し、缶を押し当てながら手前に回して切っていく方法を試してみる。

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このように良く研いだナイフを台座に固定して缶を時計回りに回しながら縁をキレイに切ってみた。しかし、何周しようが力加減を変えて強めに回そうが、まったく切れそうにない。缶を固定してナイフでギコギコしたのだが、切れない。

アルミ缶、意外と硬いぞ

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色々と試してみたのだが縁をキレイに切り取る方向は諦め、ナイフの先端を押し当ててハンマーで叩き穴を空ける方向にシフトチェンジ。結局は缶切りと同じように縁がギザギザになってしまった。

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同じ要領で他の缶にも穴を空けようとしたのだが、ここでもまた新たな問題が発生する。実はこの開け方をしている最中に悪い予感がしてはいたんだが。

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アルミ缶が軟過ぎて側面が凹んでしまった。こうなってしまっては使い物にならないので、レッドブル缶はここでリタイアすることになった。

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アサヒスーパードライの250ml缶も同じくリタイア。さらには徐々に日が沈み、辺りが暗くなってきてしまった。まだ白桃のせいでお腹も空いていないのにこれはまずい。暗くなったら写真撮影が出来なくなってしまうので急いで作業を進めて行こう。

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缶コーヒーのスチール缶は素材が丈夫なので簡単に穴を空けることに成功した。急いでご飯を食べたい時はスチール缶が簡単で良いかも知れない。そうこうしている内に、今回の出場選手が出揃った。

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生き残ったのはこちらの精鋭達。さらにここから30分間の給水タイム。お米を火にかける前に30分ほど水につけておくことで、ふっくら炊きあがるらしい。

ここでタイムアップ

そして、ごめんなさい。本日はここでギブアップ。もう辺りが真っ暗になってしまったし私のテンションも最の低。最低。

正直、焚き火の用意もこれからだし、お腹はまだ気持ち悪い。結果だけ書き記しておくので、後日、何かの機会があったら改めてちゃんとした記事にします。

結果

この後、投げやりな気持ちのまま、アサヒスーパードライ350ml缶とサントリーBOSS贅沢微糖185ml缶の二本でご飯を炊いてみた。

火加減も時間も何もかも適当に、どうせ美味しく炊けるはずがねーし、辺りは真っ暗だし、そもそもコーヒー&白桃のせいでまだ気持ち悪いし、ご飯なんて食えなくて良いわ。という感じだったのだが、なんと奇跡的にどちらも美味しく炊きあがっていたのだ。

ふっくら、つやつや、試しに一口食べてみると、めっぽう美味い。

スチール缶の方が若干おこげが多かったぐらいで、むしろアルミ缶よりスチール缶の方が美味しく炊けてるんじゃないか?とまで思ったほど。

次回、事前準備をちゃんと整えて、この企画を必ずリベンジしようと誓ったのだった。